エチケットタオルが薬局で採用になりました。(エチケットタオル導入店舗インタビュー)

調剤薬局が始めた新たな手指衛生のかたち

新型コロナウイルス感染拡大に伴い新たな生活様式が少しづつ定着してきました。
夏でもマスクをする・こまめな手洗いをする・アルコール除菌をするetc…。今までの生活様式では通用しない世の中になってきました。
そんな中、広島市安佐北区可部にある「みわ薬局様」が始めた新たな手指衛生専用エチケットタオルについて薬剤師の栗原鑑三様にお話をお伺いしてきました。

地域愛がハンパない!

なぜ、エチケットタオルを導入しようと思いましたか?

栗原鑑三様(有限会社みわ薬局薬剤師。以下、栗原様)昨今の新型コロナウイルスへの警戒が高まり、マスクの着用のみならず、手指衛生に関しても同等か、それ以上のリスクがあると考えていました。医療機関でさえもアルコール消毒液の流通が不十分であったことと、患者さん向けの手洗い場所を設置していなかった当薬局でも提供可能なエチケットタオルを導入することで、少しでも地域の環境衛生を保つことが出来るのではないかという思いから導入を開始しました。

薬剤師として出来ること。

エチケットタオル導入のきっかけは?

栗原様:当薬局のみならず、本来、薬剤師としての行動模範である「国民の健康の維持・増進の支援」である最善努力義務の意向に添う考えであると思ったことがきっかけでした。

限られたスペースで求められるスピード。

手指衛生の他に当薬局で新型コロナ対策で気をつけていることはありますか?

栗原様:最も注意しなくてはいけないことは、「医療施設における待ち時間の長さ」であると考えています。
調剤薬局には様々な患者さんが来られますが、症状は一様に同じ訳ではありません。高血圧症などの慢性疾患や、花粉症の患者さんもいらっしゃり、当薬局の様な限られたスペースでは、「慎重に考慮し、手早く動く」ことを心がけています。

患者様とのコミュニケーションツールになる。

エチケットタオルを導入後、お客様(患者様)の感想はいかがでしょうか?

栗原様:非常に多くのご利用者様から喜びと驚きの声を頂いております。サービス導入当初は「私はいいから」「もったいないから」等の意見もありましたが、浸透していくうちに「確かに安心です」「冷たくて気持ちいい」等、今では遠慮される方はほぼいらっしゃらなくなりました。汗をかかれている方が顔も一緒に拭かれる事もありますが、どんな形であれ衛生面に寄与できることに変わりなく、消毒しながら喜んでいただけるならなによりです。

地域に無くてはならない薬局へ。

みわ薬局様独自の取り組みや特徴があれば教えてください。

栗原様:みわ薬局では「短い時間でも満足のいく体験」を提供できるように取り組んでいます。アクリルパネル越しでも自然な会話ができるようにデジタル対話支援機器(©Commune)を導入しております。
また、お薬や体調の相談等をみわ薬局のLINEにて24時間体制でご利用いただけます。
専門領域としては、糖尿病、精神疾患全般、アンチドーピングの資格を有しております。
地域の皆さんから支えられ30年が経ちましたが、拡張していくサービスと、変わらない安心感をこれからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

最後にひとこと。

栗原様は最後にこんなことも言われた。「薬局は家に帰る最後の場所なんです。」
言われた改めて気づく。薬局に立ち寄ると病院の緊張感から開放される、そこには薬剤師の人がいて丁寧で分かりやすい説明をしてくれる。名前を呼ばれてエチケットタオルで手を拭きながら世間話が生まれる。そこには薬剤師と患者様とのコミュニケーションが生まれる。薬の説明をされた患者様はみんな笑顔で帰路につく。インタビュー中にそんな場面に何度も遭遇した。
家のドアを開けた時に何事も心配なく家に帰れることは誰もが望むことだと感じた。

感染予防に効果的な「エチケットタオル」登場